- 2008-02-03 (日) 2:21
- 音楽
R.シュトラウス『ばらの騎士』を聴きに、びわ湖ホールまで行ってきた。
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事前に「長いから覚悟しとけ」と言われてたにも関わらず、本当に長くてビビリました。
何がって、休憩が。たぶん、幕間のセットチェンジのためでもあったんだろうと思うけど、25分の休憩が2回。休憩だけで50分てどないやねん。25分休憩はさすがに初体験やったわ…。
「最後の三重唱が楽しみ」とミーハー丸出しの予備知識だけで行ったので、1幕で軽く寝そうになりましたが、1幕後半の“テノール歌手”(これが役名なんですね)の、これぞイタリア!って感じのアリアで眠気が吹っ飛びました。
1幕は中々ストーリーが進まず、じりじりしていたところでこの曲を聴いたので一瞬「やっぱりイタリアものの方が肌に合うわ…」と思ってしまったんですが、後で解説を読んだら「イタリアオペラにも滅多にないベルカントアリア」だと書かれていて納得。
非イタリア人作曲家が作った曲だからこそ余計に「イタリアっぽい」。大阪人が他府県の人から「お好み焼きをおかずにごはんを食べるんでしょ」と言われるような感覚かしら(関係ないけど私は“お好み焼き定食”反対派です。生まれも育ちも大阪ですが)。
ああっと横道に逸れすぎた。
実はそのイタリア風アリアも話の本筋とあまり関係ないんですが、そういったお遊び的要素の方が楽しいと思ったオペラでした。
正直に言えば、元帥夫人・オクタヴィアン・ゾフィー3人の物語よりも、2幕〜3幕前半までの「やりすぎやろ!」と突っ込まずにはいられないようなオックス男爵中心のドタバタ劇ぶりや、随所で聴かせるワルツがおもしろい。作曲家の手のひらで遊ばされた感じでした。
今回全曲聴いて初めてオックス男爵って魅力ある役だなと。元帥夫人の気高さとか潔さが引き立つのもオックス男爵がいてこそ。バイキンマンいてこそのアンパンマン(そんな勧善懲悪ものじゃありません)。むしろバイキンマンの方が好きだぜ!オックス男爵いいよオックス男爵!
演出や装置においては、最近のオペラで舞台を斜めにしたり、装置の上下を入れ替えたりするのを見ても、もはや“新しい”とは感じられなくなってきましたね。俗に言う“モダンな演出”としては古典になってきたと言いますか。
今回の舞台装置は箱の側面を切り取って中をのぞき込むような感覚のもので、通常より間口が狭い上に奥行きもそれなりにあったので、左右の端の座席からだったら舞台の半分は見えなかったんじゃなかろうかと思います。
見やすいはずの2階席の中央後方には空席が多く、見えにくいだろうと思われる左右の端の席の方が埋まっていました。ぶっちゃけチケットの値段の差なんですが、良い席が空いてんだから、舞台が見えにくい席は潰しとけよ。演出に対しても失礼だぜ。
見やすい席がガラ空きでも、遠慮して見えにくい席で我慢する日本人は律儀だなと思いました。
おいしい料理は冷めないうちに食べるのが料理に対する尊重であるのと同じで、オペラも良い席で見てあげるほうが作っている人間に対して真摯だと思う。そこは貪欲になってもいいはず。とか言うと怒られそうなのでこのへんでやめにしておきます。
今回ちゃんと聴いてわかったのが、私が好きな部分は有名な三重唱のところよりもその後の二重唱の部分だってことでした。ばらの贈呈のところと同じ、なんとも言えない浮遊感のあるフレーズ。一度聴いたら忘れられません。
帰りの車中では、Gavin DeGrawのアルバム聴きながら歌いまくりました。懐石の後はラーメン。ラーメンは毎日食べても飽きません。
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- R.シュトラウス『ばらの騎士』@びわ湖ホール 2008.2.2 from うすよごれ。




