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耳に残るは、そのキーワード “Je crois entendre encore”

近頃何やら真珠のCM(会社名を確認し忘れ)【タヒチパールのCMでした。】で、ビゼーのオペラ『真珠採り(Les pêcheurs de perles)』のアリア”Je crois entendre encore“が使われていて、それについて検索してみたらいろいろ出てきたのでエントリ。

私がこのアリアを知ったのは、米ドラマ『ヤングスーパーマン(Smallville)』をたまたま見ていたときに、レックスパパことライオネル・ルーサーが苦悩する(不治の病だったか?)場面で流れてきて「うおーなんだこの曲!」と思って調べたのがきっかけ(ドラマはgdgdでもこのシーンだけはライオネルが輝いてみえた)。
ご存じの人からすれば「有名な曲じゃんw」てな感じでしょうが、普遍のメロディはこんな私にも響いてきたわけです。

私は未見なのですが、映画『耳に残るは君の歌声』はこの”Je crois entendre encore”の邦訳題名を映画名にするほど映画の中でも使われていたみたいですね。
映画の原題は”The Man Who Cried”だそうなので、邦題のほうが雰囲気あります。機会があったらこの映画も観てみたい。

他にもこの曲がドラマ『相棒』でも使用された回があったみたいで、検索してみたらいろんな人が「あの曲は何ていう曲?」と思ったようです。
関係ないですがこのドラマ『相棒』ってかなりの人気ですね。「『刑事貴族』の再放送が見たい」と思い続けてウン年…『相棒』人気でなんとかならんのか(そもそも局が違う)。

話が逸れました。
そうそう、この”Je crois entendre encore”を元にした、その名も『真珠採りのタンゴ』という曲があるということも、スポーツライターとして有名な玉木正之氏の記事で知りました(玉木氏の記事はとても興味深い内容)。
ひとつのキーワードでいろんな記事にたどり着くことが出来る。改めてインターネットの便利さを感じた次第です。
もしインターネットがなかったら、この曲名さえわからないままだったかもしれません。

ちなみに、”Je crois entendre encore”は高音を安定して出せるテノール歌手じゃないと歌えない曲のようで、映画『耳に残るは君の歌声』のサントラに収録されている曲では、高音部をファルセットぎみの発声で歌われていたのが少し残念でした。
先日観た『ばらの騎士』の“テノール歌手”のアリア”Di rigori armato il seno”も高音が厳しい曲だったので、”Je crois entendre encore”を歌える歌手は”Di rigori armato il seno”を録音している場合が多かったってのも検索して判明した事実でした。
以上、明日生きていくのに必要ない知識でした。もっといろいろご存じの方がおられたらお教えいただきたいです。

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R.シュトラウス『ばらの騎士』@びわ湖ホール 2008.2.2

R.シュトラウス『ばらの騎士』を聴きに、びわ湖ホールまで行ってきた。
ばらの騎士
事前に「長いから覚悟しとけ」と言われてたにも関わらず、本当に長くてビビリました。
何がって、休憩が。たぶん、幕間のセットチェンジのためでもあったんだろうと思うけど、25分の休憩が2回。休憩だけで50分てどないやねん。25分休憩はさすがに初体験やったわ…。

「最後の三重唱が楽しみ」とミーハー丸出しの予備知識だけで行ったので、1幕で軽く寝そうになりましたが、1幕後半の“テノール歌手”(これが役名なんですね)の、これぞイタリア!って感じのアリアで眠気が吹っ飛びました。
1幕は中々ストーリーが進まず、じりじりしていたところでこの曲を聴いたので一瞬「やっぱりイタリアものの方が肌に合うわ…」と思ってしまったんですが、後で解説を読んだら「イタリアオペラにも滅多にないベルカントアリア」だと書かれていて納得。
非イタリア人作曲家が作った曲だからこそ余計に「イタリアっぽい」。大阪人が他府県の人から「お好み焼きをおかずにごはんを食べるんでしょ」と言われるような感覚かしら(関係ないけど私は“お好み焼き定食”反対派です。生まれも育ちも大阪ですが)。

ああっと横道に逸れすぎた。
実はそのイタリア風アリアも話の本筋とあまり関係ないんですが、そういったお遊び的要素の方が楽しいと思ったオペラでした。
正直に言えば、元帥夫人・オクタヴィアン・ゾフィー3人の物語よりも、2幕〜3幕前半までの「やりすぎやろ!」と突っ込まずにはいられないようなオックス男爵中心のドタバタ劇ぶりや、随所で聴かせるワルツがおもしろい。作曲家の手のひらで遊ばされた感じでした。
今回全曲聴いて初めてオックス男爵って魅力ある役だなと。元帥夫人の気高さとか潔さが引き立つのもオックス男爵がいてこそ。バイキンマンいてこそのアンパンマン(そんな勧善懲悪ものじゃありません)。むしろバイキンマンの方が好きだぜ!オックス男爵いいよオックス男爵!

演出や装置においては、最近のオペラで舞台を斜めにしたり、装置の上下を入れ替えたりするのを見ても、もはや“新しい”とは感じられなくなってきましたね。俗に言う“モダンな演出”としては古典になってきたと言いますか。
今回の舞台装置は箱の側面を切り取って中をのぞき込むような感覚のもので、通常より間口が狭い上に奥行きもそれなりにあったので、左右の端の座席からだったら舞台の半分は見えなかったんじゃなかろうかと思います。
見やすいはずの2階席の中央後方には空席が多く、見えにくいだろうと思われる左右の端の席の方が埋まっていました。ぶっちゃけチケットの値段の差なんですが、良い席が空いてんだから、舞台が見えにくい席は潰しとけよ。演出に対しても失礼だぜ。
見やすい席がガラ空きでも、遠慮して見えにくい席で我慢する日本人は律儀だなと思いました。
おいしい料理は冷めないうちに食べるのが料理に対する尊重であるのと同じで、オペラも良い席で見てあげるほうが作っている人間に対して真摯だと思う。そこは貪欲になってもいいはず。とか言うと怒られそうなのでこのへんでやめにしておきます。

今回ちゃんと聴いてわかったのが、私が好きな部分は有名な三重唱のところよりもその後の二重唱の部分だってことでした。ばらの贈呈のところと同じ、なんとも言えない浮遊感のあるフレーズ。一度聴いたら忘れられません。

Der Rosenkavalier final duet
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帰りの車中では、Gavin DeGrawのアルバム聴きながら歌いまくりました。懐石の後はラーメン。ラーメンは毎日食べても飽きません。

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